豊作計画

地方・観光

製造業のカイゼン技術活用の農業振興・深耕・進行を!:農業再生の具体策を考える(2)

 

第一次産業の改革で地方創生、地方の人口減少抑止を!
と、素人考えで以下の様な勝手な理想論・希望論をこれまで述べてきました。

⇒ 人口減少地域の農業改革で地方再生・地方創生を
⇒ 人口減少地方創生の基本は、土地活用政策と新・第一次産業改革
⇒ 基盤産業である農林水産業の構築が人口減少対策・地方創生の基本:日経「地方創生 地域の視点」から

そろそろ
種々の記事や情報から、その裏付け的なレポートを、と考え、
前回から、<農業再生の具体策を考える>として、
その具体的な事例や方法を取り上げ始めました。

今回はその第2回目。
大手製造業の技術やソフトを農業に活用する3例を取り上げます。

------------------------------
ベビーリーフ

トヨタが農業法人に出資。ベビーリーフ栽培のカイゼンに活用

昨年12月にトヨタ自動車が農業事業に本格参入と報じられました。

サラダ用ベビーリーフで国内トップクラスのシェアを持つ。
2005年設立で、既に、三井物産、カゴメも出資している
熊本県の農業法人「果実堂」に1億円出資し、カゴメに次ぐ株主に。

植物工場で、製造現場などのムダを省く「カイゼン」手法を活用。
病害虫の早期発見、データ分析に拠る的確な生産計画の立案、
物流管理・出荷管理にも結びつける。

トヨタはグループ内で花卉の生産や
イネやイチゴの試験栽培も行っている。
また農作業のITでの支援ビジネスも始め、農業関連事業を
成長分野の一つとしている。

(14年12月14日付日経から引用しました。)

---------------------------
デンソー

デンソーが農業生産支援システム「プロファーム」を開発発売

トヨタグループの大手の一つデンソーも
4月に農業生産支援システム「プロファーム」を発売

価格は約400万円で、2020年に年間500セットの販売目標。

ハウス内の温度・湿度、CO2濃度をセンサーで計測し
農作物の栽培に最適な状況に自動制御するシステム。
これにより、収量拡大や安定生産が期待できる。

同社が持つ
車載や家庭用、工場用の空調・制御技術を応用し
小規模ハウス栽培に適したこのシステムを開発。

2012年から豊橋市のトヨハシ種苗と共同で行った
トマト栽培実証試験で、収量増などの効果を確認している。
同社を通じて、このシステムを7月から出荷する。

(2月6日付日経・中部版から引用しました。)

----------------------------
豊作計画

トヨタ、JA愛知と提携。大規模稲作農家支援で経営指導

◆トヨタが開発した稲作管理システム「豊作計画」を管内の農家に導入
⇒ 3月からJAあいち海部とJAあいち豊田の4農家に導入、16年までに10農家へ導入
⇒ 農作業実績をスマホなどで収集。作業効率やコストの「見える化」で
改善点を把握・効率化
各田んぼの状況を一元管理し、エリアごとの生産性やコストを分析し活用。

◆JAの営農指導員がトヨタの「カイゼン」等を学び、経営効率化などを
農家に助言
⇒ 豊作管理システムの実績データをJAグループ愛知内で共有し、経営分析。
トヨタのスタッフと共にカイゼン支援する。

先行導入した県内農家で、3年間で労務費5%削減、稲作作業の10%効率化の
実績を上げ、検証している。

トヨタは
「ものづくりの工程管理手法を導入すれば、日本の農業競争力はより高まる。
まず愛知でモデルケースの確立を」としている。

(2月27日付日経及び中日新聞から引用しました。)

※豊作計画のシステム概念を示すチャートその他の画像が
サイトで提供されていましたので、利用させて頂いています。

豊作計画チャート (2)

--------------------------

一般的な漁業は製造生産業とは言えませんが
養殖漁業は、製造業と言えます。

農業や林業、そして畜産業は、製造生産業です。

人間が生きていくための根源である食料の製造・生産を担当する
第一次産業であり、それを加工し、保管・運送し、消費者に提供するまでの
プロセスの一部または全部に関われば
全産業との連係と循環も企画・デザイン・開発する業務も請け負うことに
なります。

従い、関心の持ち方、責任の持ち方次第で
収益の拡大・増減の責任と権限も持つことができます。

そうした面をとらえて、第6次産業化、と表現するのでしょうが
第一次産業としての新しいシステム作り、業務プロセスカイゼンと構築を
課題すれば、新・第一次産業改革、新・第一次産業構築とすれば良いのです。

直接収穫と収益化の喜びを体験できる
今後が楽しみな業種・業界なのです。

収穫2

 

WordPressテーマ「Chill (tcd016)」

ピックアップ記事

  1. 豪州方式によるコメ生産性向上と低コスト化:農業再生の具体策を考える(1)
  2. 成長戦略としてのITベンチャー起業支援:多様な業種の起業支援と出資外支援政策の拡…
  3. 地域資源保全型経済による小さな経済づくりから:『農山村は消滅しない』から考える地…
  4. 高齢者の地方移住促進策「お試し移住」実施248自治体に移住体験施設。若い世代へ浸…
  5. 東京都周辺県が、就農者等移住者誘致活動強化:地元での堅実な取り組みを基盤に

関連記事

  1. 8aff9e7e71208cc7d5e5d075b9addc6b_s
  2. 坂雲1

    地方・観光

    「地方創生」という山を登れば、何が見える、何がある?:『地方創生の正体』から(2)

    『地方創生の正体: なぜ地域政策は失敗するのか』(山下祐介氏・金井…

  3. GI
  4. __ 3
  5. %e4%bd%8f%e6%b0%91%e6%8a%95%e7%a5%a8-2
  6. 埼玉就農者記者会見資料

    地方・観光

    東京都周辺県が、就農者等移住者誘致活動強化:地元での堅実な取り組みを基盤に

    人口の首都圏一極集中というと、東京都の周辺県への人口流入も進んでいるよ…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

worldbanner2
bitFlyer ビットコインを始めるなら安心・安全な取引所で
2018年2月
« 11月    
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728  
  1. 048

    日記・随論

    もう一人のハルオさんに来る明日は、すべて今日?:明日が来る(2)
  2. %e4%bd%8f%e6%b0%91%e6%8a%95%e7%a5%a8-2

    地方・観光

    増える住民投票が意味する、地方議会・議員・首長・自治体不信:『地方議員の逆襲』か…
  3. %e8%bc%b8%e5%87%ba

    地方・観光

    海外マーケットを視野に:小規模農家・若手経営者の成長戦略を応援
  4. 4

    政治

    人気取り政治と不人気回避政治が一体化した民主主義の扱い:日経「シルバー民主主義を…
  5. 9

    いじめ

    いじめられる子の親、いじめる子の親、双方が取るべき対応:「いじめのない社会」実現…
PAGE TOP