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グローバル情勢

南北朝鮮統一と核保有国家を夢想?:韓国文在寅大統領の本質は超保守主義?

第二次大戦後70年以上経過しても、未だに国民の意思をまとめつなげ、統一感を維持
するために、慰安婦問題を掲げ続ける韓国。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領を戴く革新政権誕生は、彼の国の政治史、社会史を、
変わらず繰り返す、まさに変わらぬ、変わりえぬ国を感じさせるばかりです。

しかし、これまでとの違いは、文大統領自身が、過去の革新政権の失敗を間近で見て
きた人物ゆえに、その想いの深さと執念が、何にも勝っていることにあるとも感じて
います。

彼のまさに思想の原点は、自身、脱北者であるがゆえの、郷里への郷愁です。
そして、少なくとも経済的な発展プロセスを経験した韓国の力への自信。
その双方を背景にから、南北朝鮮統一を、夢想から実現可能な夢、目標へと昇華させ、
いよいよその権力を得て、舵を切り始めた。
そう思えるのです。

これだけ、グローバル世界で非難を浴びている北朝鮮の軍事・挑発活動に対しても批
判すらせず、対話の機会を探る、待つスタンスは、ある意味、神経経路・思考経路が
常人とはまったく異なっている、というべきでしょう。
その経路は、北朝鮮の思想に通じている、そう想像してもあながち誤りではない・・・。

慰安婦問題を言うならば、異質ではあっても、拉致事件を起こし、何の責任感も、罪の
意識もない犯罪国家・北朝鮮を非難することがない文政権。
韓国自体にも拉致被害者がいるにも拘らずです。

困窮しつつも軍事・軍備の拡張を頼みに、国威の高揚と交渉力の保持に走る北朝鮮。
その姿は、文大統領にとっては、韓国の経済力をもってすれば、民族統一が可能であり、
二つの国の軍事力に核保有を加えれば、朝鮮半島の独立と国際社会における国力の誇示
が可能になると映っているのではないか・・・。
そうも思えるのです。
錯誤も甚だしいのですが・・・。

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社会主義とも共産主義とも言えぬ、独裁暗殺狂犬が率いる国を統一してめざす国は、い
かなるものか。
財閥系企業を批判し、雇用を生み出し、平等を実現しようという韓国における政治は、
北朝鮮の政治体制と社会経済体制をも、柔軟に受け止め、東西ドイツ統一のような成功
をもたらすことができるのか・・・。
まさかその国の経済は、財閥解体と企業の国有化で変革しようというものではないでし
ょうね。
革新政権は、その実、民族統一を軍事力と経済力で実現しようという、超保守の思想と
行動基準を持っていたと評価すべきだったことにもなりかねない。
そしてその時それは、当然、民主主義、資本主義との決別も意味することに。
そこでいつか韓国民との意志の違いが露呈したとき、文政権の夢想は、どういう道をた
どることになるか・・・。

共産党一党独裁制において核心を名乗る習近平主席中国。
そして変わらず独裁体制を維持し続けるプーチン大統領ロシア。
そのはざまにあって、核保有北朝鮮との統一を夢想する文大統領韓国。

万一核保有3カ国が、極東アジアに相並ぶとき、日本はどうこれに対処していくべきか。
何年後かには、想定外も想定内だった、とすべきであった・・・。
そうなるかもしれません。

時折り垣間見ることがある、文大統領の薄笑い。
その裏には、こうした夢想が隠されている・・・。
思い過ごし、考え過ぎ・・・。
悪い夢だった、ということになればいいのですが・・・。

民主主義と資本主義の限界が語られ、グローバル化への批判が、保守主義と一対のもの
として現代とこれからの時代の課題となっているいま。
多様性という言葉に、大きな可能性を見出すのではなく、むしろ限界や制約を一つの基
準に採用すべき時代を迎えているようにも思えるいま。
文政権韓国は、一つの新しい歴史を創造することはできるのでしょうか。

なんとも不気味で、危うさを増す隣国の情勢です。

比ぶるに、この国日本も、別の意味の危うさも、多く、大きく抱えるのですが・・・。

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