エコ1

エネルギー問題

省エネ、環境対策でエネルギー政策に貢献する民間企業の取り組み

前回、
太陽光発電は、自家消費型で活用すべき:貿易収支、環境対策にも貢献する優れもの 
で、エネルギーの自給自足・地産地消・自国給自国足を社会のそれぞれの単位において志向
し実現すべきと提起しました。

まだ再生可能エネルギーの買い取り価格をどうしていくのか、という初歩レベルでの行政に
終始している国の政治・行政に合わせてると、その現実味は、どんどん遠くなっていってし
まうような感覚に陥ります。

これは、米トランプ大統領のパリ協定離脱に始まるエネルギー政策と同レベルの、寂しいお
話です。

しかし、アメリカ同様、民間ベース、企業ベースでの認識は、非常にノーマルかつ方針とし
て明確で、技術・コスト・実現の取り組み、すべてにおいて、日々前進していると感じます。
その根拠となる情報を、このブログで取りあげてきていますが、5月から最近に至るまでで、
まだ紹介していないものを、テーマだけですがピックアップして、2回に分けてその動向を
知っておきたいと思います。

初めは、温暖化対策、省エネなどをより身近に感じさせる内容を報じた記事を並べてみました。

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まず、2017/6/27付日経の
積水ハウス、「ゼロエネ住宅」賃貸で 来年から運用
では、積水ハウスが2018年初めに環境対応の賃貸住宅の運用を始めると発表。
太陽電池などでつくるエネルギーが使用電力を上回るゼロエネルギーハウス(ZEH)仕様で、
入居者は一定量まで電気代を払う必要がなく、賃料は月5千円ほど高くなるが、生活費は割安
になる可能性が高いといいます。
18年1月金沢市に31.5kWの太陽光パネル設置の、ZEHの重量鉄骨造アパート13戸を完成。
ZEH仕様の分譲マンションも19年に完成させる、と。

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次に、2017/6/6付日経では以下。
パナソニック、50年にCO2 排出量実質ゼロにする方針を発表。
同社の製品や工場の稼働などで消費している化石燃料由来のエネルギーは、同社の太陽光
パネルなどの再生可能エネルギーの10倍に相当。50年には、この2つのエネルギーの量
を同じ規模にして相殺し、全体でCO2の排出量ゼロを目指す。

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再生可能エネルギーの固定買い取り価格の変動状況で現在注目度が高まっている一つが
バイオマス発電。
その動向について、2017/6/22付日経のレポート
東電、バイオマス発電 茨城の石炭火力に木質燃料  中部電との共同出資会社でも計画
で、東電、東電と中部電力の共同出資会社JERAによる、石炭火力に木質ペレットを
混ぜるバイオマス(生物資源)発電や、Jパワーと中国電力が取り組む、石炭火力を「延命」
させる新規技術開発などを紹介しています。

その背景は、FITの改定で売電価格が下がり、バブル化した太陽光への過剰投資がなくなり、
バイオマス発電の固定価格買い取り制度(FIT)が高水準なこと。
とは言っても、100%バイオマス発電ではなく化石燃料の石炭をメインにした火力発電の石炭
比率を下げ、コストダウンをも実現しようというものです。また原材料の木質ペレットも価格
や量を考えると多く輸入に依存。志としては半ば、中途半端なのが残念で・・・。

常陸那珂火力で石炭使用を年8万トン減らす (茨城県東海村)
※常陸那珂火力発電所

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それに対して、2107/7/4付日経の
関電、酒田市でバイオマス発電を計画 と
2107/7/5付日経の
レノバ、仙台市で大規模バイオマス発電所
は、100%バイオマス発電の建設計画です。

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2017/6/20付中日新聞のレポートが以下でした。
バイオガス発電に脚光 再生エネ買い取り高値保つ
これもバイオと思ったのですが、よく見れば、バイオガス発電、と「マス」でなく「ガス」。
しかも、豚舎向けというオチ、トンチが付いたニュースでしたが、内容は非常にまじめ?で、
意慾的なのが素晴らしいです


※養豚農家など向けに売り出す田原市バイオガス発電システム

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そして、太陽光発電に替わって、バイオマス発電と共に注目されている風力発電について
2017/6/27付日経で、
風力発電 参入しやすく 送電網の投資軽減  経産省が検討 大手の負担引き上げ
として、国のミス電力行政の言い訳と取り繕いを報じていました。
送電網の取り扱いなどは、電力自由化の導入に当たって、公平性を保つことができるよう
しっかりした設計をしておけば良かったのですが、電力大手の既得権に手を付けることな
く、放置したことで、問題が顕在化した経緯があります。

電3

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民間の動きと時間の流れが反対のように感じられる行政の動き。
何とも悲しく、情けなくなる話で今回終わるのもどうかと思い、最後は、2017/6/8付日経の
洋上風力発電、風やまず 欧州、10年間で5倍計画
と題した、風力発電のヨーロッパにおける地位、現状と見通しなど、明るく、力づけられるレ
ポートを紹介して、今回の締めくくりとします。

風力0

次回は、政策としての再生可能エネルギー主導化と、将来の水素社会を見据えての
現状確認などのレポートを見ていくことにします。

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で積極的に資料を取り寄せてみるのもいいですね。
家庭用・事業所用、どちらも対応しています。

それから、家庭用の蓄電池について調べたいときは
家庭用蓄電池のメリット・デメリット

で調べるのも良いと思います。

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