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健康・医療

国立がんセンター、血液1滴で、がん特有のマイクロRNA把握。13種のがんを診断 


「国立がんセンターなどの研究チームが、わずか1滴の血液から13種類のがんの

有無を同時に診断できる検査法を開発!」

こんな素晴らしいニュースが、2017/8/20付中日新聞の1面に掲載されました。

その詳細は、「血液1滴で、がん13種診断 国立がんセンター
で見て頂けますが、ここではその要約を以下紹介したいと思います。

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従来用いられている「腫瘍マーカー検査」は、主にがん細胞が死ぬ時に出るタンパク質
を検出するもので、ある程度がんが進行しないと発見が難しい上、正確性に問題があると
いわれる。

今回の国立がんセンターの研究チームは、がんが血中に分泌する「マイクロRNA」と
呼ばれる物質に着目。
同センターや国立長寿医療研究センターなどに冷凍保存されていた
約4万3千人の血液を
使い、乳がんや大腸がんなど13種類のがんに特徴的なマイクロRNAを調べた。

その結果、それぞれのがんに2~10種類の特有のマイクロRNAがあることが判明。
分泌量の変化を調べることで、どのがんも95%程度の確率で発見できた。

しかし、長期間保存した血液は、マイクロRNAが変質している恐れもある。
そのため新たにがんと診断された人ら3千人以上の新鮮な血液を採取し、有効かどうか
を調べる臨床研究を進め、数年以内にまず乳がんの検査法として国の承認を目指す。

また、人工知能(AI)を分泌量の分析に利用すれば、検査の精度をさらに高められる
可能性がある。

同センター落谷孝広・分野長は「患者の体への負担が少ない比較的安価な検査になる。
早期発見できれば、より効果的な治療ができ、医療費削減にもつながる」と話す。
検査費用は2万円程度を見込み。


※記事中の資料を転載させて頂きました。

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がんの早期発見が叫ばれる中、最近は、診断の精度が問題になっています。

そうした中、遺伝子診断による方法に注目が集まっており、その関連での
血液でがん診断、体の負担軽く オンコセラピー (2017/7/26)
や、遺伝子分析技術企業の買収
コニカミノルタの山名社長「がん診断の機能向上に注力」 (2017/7/6)
などが報じられています。

上記の記事中にある、AIによるがん診断については
丸紅、AIでがん診断 米VBと提携 (2017/8/2)
などの報道があります。

そのいずれもが、相当の投資を必要としており、実用化には相当の高いハードルがある
ことが予想されます。
それに対して、国立がんセンターの研究は、高い精度が証明されれば、非常に身近な方
法として利用・普及が可能になるもの。
期待したいと思います。

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