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地方

鳥取島根合区、高知徳島合区。2つの合区制は、2県合併の好機。県庁所在地はバーチャル都市!?

 

来年8月の参議院選挙で、選挙法改正による2つの初、が実施されます。

ひとつは、18歳選挙権。
もうひとつは、違憲判決に基づく一票の格差是正を目的とし、2つの
合区方式も採用された「10増10減」が反映された選挙。

ただ、参議院の位置づけについての議論や改正を伴ってのものではな
いため、後者は、単に数字合わせのための改定でしかありません。

というのは、この10増10減でも、違憲のレベルが今ひとつ曖昧なこと
もあり、格差問題がこれで一件落着、というものではなく、対象となる
地域の不満を極小化するための多少の時間稼ぎにしか過ぎないのも事実
です。

今回決定した、鳥取県と島根県の合区、高知県と徳島県の合区。
2県各定員2名だったものが、2県を一つの選挙区とみなし定員を2名とする
合区制です。

鳥取砂丘

実は、7月上旬に、このブログで、地方の人口減少問題と関連させて
2回連続で取り上げた内容と図らずも重なりあうこととなりました。

それは
⇒ 人口減少問題を考える(1):人口100万人未満、500万人以上の都道府県はどこ?
⇒ 人口減少問題を考える(2):人口減少県は生産性向上のチャンス。新たな合併の視点も
と題したもので、その中で

「人口が100万人未満の8県は、どこでしょうか?」と質問。
その答えは、以下の8県。
1.579,554 人 = 鳥取県
2.700,491 人 = 島根県
3.743,616 人 = 高知県
4.771,627 人 = 徳島県
5.792,166 人 = 福井県
6.842,099 人 = 山梨県
7.843,124 人 = 佐賀県
8.997,903 人 = 和歌山県

そして、鳥取県と島根県、高知県と徳島県が、それぞれ合併してはどうか?
という提案を、かなり本気でしたのです。

出雲大社

最も少ない 579,554 人の 鳥取県 と、2番めに少ない 700,491 人の 島根県
の隣接する2県が合併したら 1,280,045 人 規模の県に。

 3番目に少ない 743,616 人の 高知県と、4番目に少ない 771,627 人の 徳島県
の隣接する2県が合併したら 1,515,243 人 規模の県に。

阿波踊り

従来通り既得権で考えると 、自分の県から国会議員を出したい、出すべき。
それで行ったり来たりで、建設的な議論が行われることはありません。

その感覚はもちろん分かりますが、それがある意味、国民間の平等を排除し
ある種のエゴであることは、常人の感覚を持っていれば、理解できる、あるい
は理解すべきはずです。
1県から最低限一人は議員を出すべきとルール化するならば、選挙権者ある
いは人口何人につきどれだけ、と基準を見直すのは当然です。

で、結局、不満を抑えるために、合区により定数が削減され、地方区投票で
選出されなかった県の立候補者は、比例区の名簿順の上位に予め指名しておき
救済する、という姑息な手段で対応することになるのではと、自民党幹事長が
ふと考えを示し、既定事実化を図る・・・。

そんな選挙制度改革を端から否定するような対応はやめ、地方自治のあり方
を根本的に見直し、2県を合併し、ひとつの地方自治の単位を大きくすることを
考える、というのはいかがでしょうか。

そのことは、統合した県の中に多様な要素を増やすことになり、種々の連係・
関係の組み合わせのバリエーションを増やすこと、対象となる地域や面積が拡
大し、生産性や付加価値を高める可能性・選択肢が増えることに繋がります

そして、行政上の人材の交流が生まれ、切磋琢磨することになり、意欲と
能力の向上にも結びつくはずです。
民間企業のM&Aには、こうした人材の育成、意欲・能力の底上げ効果も見込
まれるメリットがあるのです。

鳥取と島根は、山陰地方として日本海沿岸に連なり、漁業・農業・林業という
自然産業基盤と歴史・観光資源も地繋がりで持っています。

高知と徳島も、経済圏の違いが指摘されますが、それはある意味多様な選択肢、
柔軟に展開する可能性が増えることでもあり、四国4県をニ分した、新しい社会
経済圏を構築するきっかけにできるチャンスでもあります。

龍馬

では、県名はどうするか?
まったく新しい名前を付ける必要はないですね。
鳥取島根県島根鳥取県か、高知徳島県徳島高知県か・・・。

一番もめそうなのは県庁所在地をどこにするか・・・。
これは、どっちに転んでも不満が残りそうなので、両県の県堺に新しい街を創る
か、バーチャル県庁所在都市鳥根市とか徳知市を創造する・・・。
新しい、自治のあり方を創造するのです。

足し算による見かけの改革ではなく、真の意味での構造改革と地方自治改革を
合区対象県の合併で具体的に実現する。
次世代が中心になる、夢のある取り組みになるに違いないと思います。

どうでしょうか・・・。

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