水素ステーションJX4

水素エネルギー

水素スタンドの設置コスト、設置計画、設置基準規制緩和

燃料電池車ミライがあっても燃料と燃料を供給・補給する場所・
設備がないとただの箱

全国の自治体で初めてFVC燃料電池車ミライを導入した豊田市。
トヨタ自動車のお膝元ですから、他に先を越されては赤恥をかく所
でしたから
当然といえば当然。

しかし、1月下旬に試乗をし過ぎて燃料切れ寸前になり、
近くに水素燃料を補給する設備水素ステーションがなく、
最も近い兵庫県尼崎市まで200kmをトラックに
ミライを搬送してもらい、補給したという恥をかいてしまう、
笑い話というか、笑えない悲しい話というか・・・。

これは
トヨタ自動車の怠慢以外の何ものでもありません。

ということで
せっかくミライが発売されても
肝心の水素ステーションがなければ、走らせずに飾っておくだけに・・・。

幸いというか、ジョークと聴くべきか
ミライの生産台数が現在は、1日3台ということで
水素ステーションの数に合させているのかいないのか・・・。
そんなに心配する必要がない?ということでしょうか・・・。

燃料電池車時代のインフラとなる水素をFCVに供給する
水素ステーション、水素スタンド。
現状、1ヶ所設置するのに4億~5億円かかるそうです。

経産省がFCVの普及のため
スタンド設置費用の2分の1を補助金で負担。
まずはスタンド設置業者が、一部収益が税金から入り、
潤うという構図です。

画像出典HP:http://www.noe.jx-group.co.jp/


水素ステーションの設置数と設置計画

水素ステーションの意欲的な設置計画が
JX日鉱日石エネルギーとイワタニから発表されています。

前者は、2020年を目処に、水素生産拠点を国内10ヶ所、
水素スタンドを約2000のガソリンスタンドに併設

後者は、2015年迄にスタンドを20ヶ所

その他
セブン-イレブンが、2017年までに岩谷産業と組んで
20店のコンビニに水素スタンドを併設。

ところで
水素スタンドは固定式と移動式の2種類。
固定式は従来のガソリンスタンドの方式。
移動式は、大型トレーラーに水素圧縮機や蓄圧機などを搭載し、
場所を移動して補給できるもの。

トヨタ自体も豊田通商を通じて岩谷産業と
移動式水素ステーション会社の設立に参加。
太陽日酸は価格を1億円台に納めて、2025年迄に300台発売する計画です。
2月中旬、トヨタ自動車会長が、2030年までの水素供給所数が
全国5000ヶ所と見通しを語っています。

画像出典:http://www.honda.co.jp/news/2014/4140918.html


水素販売価格:水素は高いのか安いのか

3分間ほどで(この短さがイイですね)フル充電でき
トヨタのミライでは、約5Kgの水素で700Km走行できるそうです。

で、その水素ガスの販売価格は
イワタニは 1Kg 1,000円、 日鉱日石が 1Kg 1,100円
(いずれも税別)
現状のガソリン車とほぼ同等の燃費、コストとなるよう
結構頑張って設定した価格のようです。

ガソリン車との比較を丁寧に計算して説明しているサイトがありましたので
詳しい計算根拠は、こちらで見てください
→ http://is-factory.com/post-12291/

水素スタンド設置の安全審査期間の短縮で後押し

ところで水素スタンドの設置には認可が必要。
スタンド設置申請が行われると
都道府県により、バルブの強度などの部品の審査に約1ヶ月。
その他必要書類の整備、完成後の検査などでの申請企業の時間負担、
コスト負担がネックになっていた。

そこで経済産業省は、
高圧ガス小委員会で審査手続きの緩和策を提示し、
国認定メーカー(4月以降認定)が社内試験を実施することで都道府県の
審査の一部を省略可能にし、そのため必要書類も大幅に削減。

また、まだ安全基準がないが、コストが低い小型水素スタンドの設置を
促すため、2015年度中にその基準を策定する。

水素エネルギー活用推進政策が
こうして官民一体になって進められていくことは望ましいが
将来に亘って、環境問題とコスト問題を十分に配慮した取り組みを願いたい。

特に
水素の製造のためにCO2の排出がさほど削減されない問題については
企業も技術開発が不可欠であり
国としても環境問題への監視を緩めることがあってはなりません。
グローバル社会における責任と義務を担っている故です。

 

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