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日記・随論

全世代モラトリアム化した先送り民族:財政再建問題、原発再稼働にみる日本人論

昨年12月の無意味な衆議院選挙で、停滞した国政のおかげで
アベノミクスの取り組みが、数ヶ月遅れになり
未だに同じ課題が堂々巡りで論じられ、
何がどのように行われるのか、どうもピンと来ない、
具体的に、何が決まったのか、何か進んでいるのか、わからない・・・。

少子高齢化対策、女性活用、地方再生・創世、農業改革・・・。

もう耳タコですね。
これらの課題の多くは、結局関連する法制の改正と予算化で
一応それなりに”見える化”できるので、
今後しっかり見て行きたいと思っています。

一方逆行して
どんどん、反対に”見えなくなる化”している課題もあります。

代表的なのが、財政再建問題。
そして、原発再稼働問題と脱原発問題の議論。
ただ後者は、脱原発が見えなくなり、再稼働対象の原子力発電所の審査が
既定路線化しつつあります・・・。

両方共、先日来日したメルケル首相のドイツの政策と真逆の道を歩んでいることが
対照的 かつ 象徴的です。

ドイツは、国の財政が無借金であり、脱原発も進めている。
つまり
将来に負担を残さない、将来の不安・リスクを低減することを国の政策とし
その政策を支持する国民が、政府を支持している。
こういうシンプルな社会、構図の国。

一方
わが国は
毎年毎年赤字国債を、過去発行の国債の利払い用も加えて発行し続け
社会保障費の増加も国債頼みになることにも目をつぶり、
見て見ぬふりをし
将来の世代の負担を、毎年増やし続け、不安を高めている。
その社会保障費の恩恵を最も受けるのはシニア世代であり、次世代よりまずは
御身大切・・・。

そのことで
団塊の世代から上は「逃げ切り世代」と言われ、信頼をなくしている。
尊敬の対象にはもうなれない・・・。

福島原発

福島原発事故で原子力、核エネルギーを異常事態発生時に制御できないことが
分かりながら、
また核のゴミの処理も埋めるだけで、将来の不安を永久的に除去できる技術を
持たないことも知りながら、
再稼働をめざすことを既定路線としている。
国も関連企業も、その立地で財政依存している自治体も、リスク・不安を先送り・・・。

すなわち
若者に限らず、全世代が、将来に対する責任を回避し、猶予を認めさせる、
「モラトリアム」社会国家とその国民・市民を形成しつつある・・・。

心優しき日本人は
今の自分に対して最も心優しい民族であり
次世代に対する優しさは失ってしまった民族なのか・・・。

心優しき「先送り民族」
心優しき「モラトリアム市民・国民」

そして、それはグローバル社会に対しても・・・。
同じこと・・・。

と思うのですが

日々報じられる対外援助協力に投じる相当額の支出が
中国との対抗上、かつ日本のプレゼンスを維持向上させる政策上
ある程度の合理性を持つと理解はしていても
そのコストも結局自国の次世代へ負担させることに繋がる・・・。

自分のものではない国・自治体のカネの使い道。
その監理・監査は、結局選挙で間接的に行うしかない現在の法律。

資金

この私自身、
ブログのサブタイトルにあるように
自分のことを棚に上げての「自分棚上げ考」なので大きなことは言えませんが・・・。

素晴らしい(はずの)日本人。
先送り世代、先送り政治、先送り人生、先送り責任 からの脱却・転換・・・。

これからこの先
心根の優しさの表現方法をもうちょっと違う視点で、
全世代が考えていく世の中、社会に・・・。

この頃思うのです。

 

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