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日記・随論

一億モラトリアム社会から脱却の兆しか2015年の日本:課題先進国日本は、2016年抜本的変革は可能か

絶妙のタイミングで慰安婦問題に、一応の決着をつけた安倍政府。
野党が政権を取った場合にしかできない、やらないと想定された日韓の
懸案事項。
韓国国内の方では、まだまだ問題がくすぶりそうですが、安保問題を一
気にどこかに追いやってしまうほどの効果・成果を上げた安倍首相の長
期政権化を確実にしたと見るのは早計でしょうか・・・。

TPP問題も、恐らく民主党等野党が政権をとれば、反対で先送りされた
と思われます。
消費増税も恐らく、野党政権では行わないでしょう・・・。
というわけで、本来保守の自民党が、一応、改革の旗を振っているが
ために、野党の必要性は、多くが感じていない・・・。

対抗がいないわけで、自民党内で派閥争いも現実化することさえ期待?
できなくなってしまった。
一党独裁というより、首相独裁に近い状況に・・・。
良くないこととは言え、では安定を欠き、従来のように日替わりならぬ
年替わりで首相が代わっている状況を思えば、だれが考えても今の方が
いいと思えてしまう、思わざるを得なくなっている・・・。

047
しかし、じっと国内を注視すれば、非正規社員、要介護高齢者、待機児
童の継続的増加トレンドには抗うことができない・・・。
社会保障費の増大に歯止めは効かず、格差社会もまだまだこれから拡大
するリスクが極めて高い・・・。

人口減少は既定の事実でありながら、インフレ政策・成長戦略にこだわ
り、国内需要の伸びは期待できないはずなのに、成長幻想を金融政策、
株価政策でばら撒き続けようとしている・・・。

税収増で、財政赤字対策に目を向けることなど当然考えるべくもなく、
その多くは、円安効果という、実体経済に拠らない、不労所得とも言え
るものに拠るはずなのに、その自覚はない。
というか、それが政策の効果、と自賛し、使う権限は政府にあると・・・。

結局、買収を含む海外への一層の進出と、円安効果、東京五輪効果等に
よる来日観光客の購買力に期待せざるを得ない現実は、一般の暮らしの
充実にはなかなか結び付かない。

介護や保育などの現場は、施設と職員の数を確保することに財政を投入
するしかない政策で、当分改善は期待できない。
これも問題先送り。

消費増税も、軽減税率の導入は、社会保障費増額の原資を減らすだけ、
財政赤字を増やすだけで、結局、問題先送り。

女性活躍社会、一億総活躍社会というスローガンは立派だが(でも嘘っ
ぽい、面はゆい!?)個々の政策が連動していない・・・。
故に成果につながらない確率が極めて高い、結果は見えている、
でも誰も責任を取らない、取るべきと考えていない・・・。

038

課題先送り、問題解決・改善は先手を打って取り組み、実現。
これが求められる政治であり、私たち国民も、互いに理解し、我慢すべ
きところは我慢し、譲り合って、次世代のために努力すべきはず・・・。

そういう意味で、安倍首相は、真のリーダーにはなりえない・・・。
リーダーシップを取りえていない・・・。

一時、悲しい出来事で「絆」の大切さを認識しあったのですが、大局的
に、長いスパンで見たときには、問題は先進的に見えていても、改善・
解決は先送りの行動・判断後進国・・・。

時間を掛けて、年数を費やして取り組むべき課題が、政治の事業年度、
予算年度のスパンに沿った政策・政局で、単年度主義の、将来の責任は
取らない、取れない、知らない政治と社会になってしまっている。
その思考と行動様式に、時計の針が止まったままになっている。
人は年齢を加えていっているにも拘わらず・・・。

こうして、課題先進国とモラトリアム社会である日本の2015年は、両相
・両様を示し、評価と批判、半ばする年であったと感じています。

021

捨てたものではない日本。
これからも期待できる日本。

でも、まだまだつまらないことをしている日本。
まだまだやっていないことも多い日本。
故に、
まだまだできること、改善すべきこと、改善できることがある日本。
そして国民・・・。
私たち国民も、すべきこと、できることはまだまだある、はず、・・・。

2016年も、批判精神を持ち、でも楽しくやっていきたいものです。

今年、このブログサイト<大野晴夫.com>を見て頂きました皆様に
心から御礼申し上げます。
新しい年が、皆様にとって、より良い、楽しい年になりますように
・・・。

来年も、時々お付き合い頂ければ幸いです。

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