俯瞰2

農林水産業

ドコモ、スマホでドローンなど遠隔操縦。育成状況把握、農薬散布等でスマート農業を深耕

2016/8/10 付日経
「ドコモ、農業に携帯網活用 スマホでドローンなど遠隔操縦 育成状況把握、農薬散布」

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NTTドコモは携帯電話網とあらゆるモノがネットにつながるIoT(インターネット・
オブ・シングス)の技術を活用した農畜産業の支援サービスを拡大する。
 スマートフォン(スマホ)で遠隔操縦できる小型飛行機(ドローン)や畜舎の掃除機など
を開発し、人手不足や高齢化に悩む農家の作業を支援する。
 関連サービスを充実して事業規模を2021年度に100億円と15年度の10倍以上にする計画。


※記事中の資料を転載させて頂きました。

<ドローン活用業務>
ドローンは市販の機種に通信機能とカメラを搭載して携帯電話網につなげて使う

 田畑の上空に飛ばし、手持ちのスマホで遠隔操縦しながら農作物の育成状況を把握でき
るようにする。近く東日本で実証実験を始める。

 従来のドローンは無線や公衆無線LAN「Wi―Fi」で操作し、数百メートルほど飛
ばす使い方が中心だった。
 携帯網を使うと技術的には2キロメートル以上飛ばせるようになる
 農家の田畑は飛び地や広範囲におよぶことが多く、軽トラックや徒歩で回る時間が大幅
に減らせる

ドローン1

 ドローンによる農薬の空中散布もめざす。
 ドローンや農機メーカーに共同開発を働きかける。
 農薬散布や収穫期など期間限定で貸し出すサービスを用意
 料金は今後詰めるが、1回あたり1万円以下に抑え中小の農家でも利用しやすくする

 携帯電話は電波法により地上での利用が前提とされており、ドローンに搭載して飛ばす
ことは認められていない。
 ただ上空で撮影した画像の送信などニーズが高まっているため、このほど総務省が一部
の規制を緩和した。
 携帯電話会社は事前に許可を得れば申請したエリアで通信機能を搭載したドローンを
試験飛行できるようになった

 画像などの観察データはクラウドに蓄積して画像解析や人工知能(AI)の技術で分析
天候データも参考に最適な収穫時期や収穫量を予測する機能を開発、農家の売り上げ
拡大につなげる。

散布3

<畜舎用掃除機開発>
家庭の床を動き回るロボット掃除機のように畜舎の地面をはう業務用の掃除機も開発
する。
 海外製は800万円以上と高価で大型の機種が多いため、半額以下の400万円程度をめざす
 海外メーカーや農業ベンチャーなどと共同で取り組む。

牛舎1

 矢野経済研究所によるとITで農業を効率化する「スマート農業」の国内市場は2020
年度に308億円と13年度比で5倍近くに拡大する見通し。
 ドコモは水田の水位や温度をセンサーで測定できるサービスなどを始めているが、
農業関連の2015年度の事業規模は10億円に満たなかった。

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いろいろ知られていない規制があるものですね。

今回発表の事例などは、現状では特に高度なシステムを開発して使用する、といった
感じではなく、ごくごく普通の技術を使うもののように感じます。

それが今までは規制でできなかった。
そういう類の規制、分かりませんが、まだまだたくさんあるんでしょうね。

端末がスマホの類ですから、コスト的にはあとソフト開発費用と通信費用。
これを極力抑えることができれば、システムの使用は低コストで収まる。

労働力不足と高齢化、などの要素との関係よりも、労働生産性や業務効率の向上、と
いう視点でのスマート農業の具体的な展開、と言えます。

畜舎の掃除機というのはいいですね。
人手に替わる機械手、すなわち機械手
この領域でのIoTは、是非進めてもらいたいですね。

NTTドコモなどの携帯通信各社の、これから発展可能な領域は、今後かなりのスピ
ードで広がっていうのではないでしょうか。
ソフトバンクもこの領域での事業化を強化しており、農林畜産業の現場とのコミュニ
ケーションによる、通信業界と第一次産業分野での<スマート性>を競う協業・連携が
非常に楽しみになってきました。

散布1

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