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政治・社会経済

交流サイト犯罪増加で考える、ソーシャルとパーソナルの区別が付かない社会と人の危うさ

4月16日の各紙夕刊に
交流サイトを通じて知り合った相手から受ける18歳未満の子供被害が
増加していることが取り上げられました。
日本経済新聞と中日新聞、両紙を読んだのですが
詳細は省かせてもらい
見出しのみ引用させて頂きます。

---------------------
子どものサイト被害最悪
「交流」通じ18歳未満1421人
昨年、ID交換で急増
サイト利用:保護者の5割注意せず
規制なく被害急増
(以上、日経)

交流サイト犯罪被害最多
14年18歳未満スマホ利用8割
(以上、中日新聞)

0-03

----------------------

<交流サイト>とは 

2紙の説明をそのまま引用しました。

インターネット上で会員同士の交流を目的とする
フェイスブックなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)
やLINE、カカオトークなどの無料通信アプリを含む。
出会い系サイトは18歳未満の書き込みを禁止するなど法規制されている。
(以上、日経)

見知らぬ人と情報交換できるウェブページとスマートフォンのアプリ。
フェイスブックやミクシィなどの会員制サイト、自己紹介サイト、
オンラインゲーム、ツィッターの他、無料通信アプリのID交換掲示板も
含まれる。
警察庁は、異性交際が主目的の「出会い系サイト」は別に集計。
「出会い系」の規制が強化された後、交流サイトを悪用した事件が
目立っている。
(以上、中日新聞)

※中日新聞の説明の方が、記事内容に適切です。

-------------------------

Http://

インターネットがなかった時代と比較して
(と言っても、比較する過去を知らない世代の人にそんな話しをしても
無意味なのですが)
ソーシャル・ネットワーク社会での人間関係づくりは随分手軽になりま
した。

お手軽ということは
その関係性が、信頼とか尊敬とかに基づくものは薄く
よく言えば、相手に対する興味関心、
うがってみれば、関心を持たれたような錯覚からの、自尊・自己満足
程度の、根拠のない、随分とイージーなものと思うのです。

だいたい
年少者が、大人からID交換を求められれば
ほとんどは、やましい心、どちらかというと歪んだ心を持ってのコト。
そう思わないことが、不思議でならないのですが・・・。

利用しているツール、システム、ネット環境を
ソーシャルと表現することで
自分も社会の一員、社会と、人とつながっている・・・。

そう感じるときに
自分が、ひとりの人間で、本来の意味での自立した社会人には
まだなっていない、という自覚がない。
というか、そういう意識すらもたない。

パーソナル、個人であることの大切さ。
まだ自立した大人としての社会性を持っていない個人として
社会とどう接していけばよいか、大人とどう付き合えばよいか
守り方も、関係の在り方をどのようにすれば良いのかも
考えられない、考えもしない・・・。

 

もちろん
そうした判断力を持たない、未熟な子供を
自分のパーソナルな領域、願望に囲い込もうとする大人が
最悪の存在で、その罪が厳しく問われなければいけなのは当然です。

しかし、なくならない。
邪悪な、邪な心を持った大人は、ソーシャルな時代には
ますます増殖する・・・。

@

ソーシャルは、その使い勝手さが、パーソナル化への道具・インフラに
なってしまっている。
パーソナルな善意・好意がソーシャル化されている内は良いのですが
悪意あるいは無意識の反社会的行為に使われることが増えているわけです。

利便性の拡大は
ハッカーやサーバー攻撃など、システムの世界での問題を
引き起こし、ビジネスや国家などにおけるリスクを増大化させていますが、
人間関係や社会の日常生活の維持・形成にもリスクを増大させている・・・。

子供にはもともとそうした判断力がまだ備わっていないとも言えますが、
考える力を持たない子供も増えている・・・。
そう考えることができる子供に、大人が育てていない・・・。

保護者である親も、教師も、社会も・・・。

そう考えられない子供にしてしまう環境や商品やサービスを
マーケットとして提供し、販売し、収益を上げている
ソーシャルな企業、事業者、大人がいる・・・。

自らCSR、コーポレート・ソーシャル・レスポンシビリティの
重要性を説く範を示すべき大人たちが・・・。
全世代モラトリアム時代
全世代モラトリアム社会
私がそう呼んでいる社会が、今はびこっている、蔓延している・・・。

常々考えるのですが
科学技術の進歩は、決して、
人、人間の精神構造、感情・情緒系行動の進歩に結びつかない・・・。

むしろ
科学技術の進歩が
この人間の個人と個人、個人と社会との関係の望ましい在り方を阻害し、
その距離と異質性が、より問題を根深く、解決・改善を困難にしている。

そう考えるのです。

この基本的な課題について
これから種々の観点からこのブログでも考えていきたいと思っています。

NET180

 

 

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