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グローバル情勢

民主党が直ちに着手すべき、本物のリーダーシップを持つ2020年次期大統領候補選びと課題:トランプ政治とアメリカ社会(2)

異端と言われていますが、人間であることには違いがないトランプ次期米国大統領。

政権移行作業が始まり、これから毎日、その動向と彼の言動が紹介され、それをも
とにした種々の論評がなされることになります。

想定内のこと、想定外のこと・・・。
過去の言動からの予測、これからの日々の発言から導かれる変化の在り方・・・。
そして、一旦発言されたことも、状況により修正され、あるいは否定される・・・。
そのブレ、振幅も当然想定内としておくべきでしょう・・・。

間違いないのは、何かが大きく変化すること。
トランプ政権による何かしらの変化・変革が、その意図・目的通りに社会に変化を
もたらすのか、その意図・目的をはるかに超えた変化・変革をもたらすのか、ある
いは、想定されなかった問題・変化を招来するものか・・・。
それらが、誰にとって望ましく、誰にとって不利益になるのか・・・。
その結果が、また、新たな変化をもたらすきっかけになる・・・。

理想としてのグローバル社会の平和の実現を望む、グローバル社会の住民のひとり
として、民主主義と人種の坩堝(るつぼ)社会の実験国家と見ていた米国のこれか
らの変化のありようを考えるシリーズ、「トランプ政治とアメリカ社会」を折々、
綴っていきたいと思います。

第1回は
海外派兵・軍人・軍需産業・・・。トランプの軍事政策の行方は?

今回は、第2回です。

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 民主党が直ちに着手すべき、
本物のリーダーシップを持つ2020年次期大統領候補選びと課題

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正直なところ、今回のアメリカの大統領選の2人の候補者を見た時、あの偉大である
はずのアメリカのリーダー候補が、あの程度の人物なのか、真の大統領候補にふさわし
い人材がいないんだ、という感想を持ったものです。

70歳の人種差別主義者と、一応初めて米国の女性大統領になる可能性を売りにした
69歳の元大統領夫人。
その夫である元大統領は、女性スキャンダル問題で米国の大統領の品位を著しく傷つ
けた人。なぜかその夫人が大統領候補となりうることを、素晴らしいこととすべきか、
摩訶不思議なことと言うべきか、分かりませんが・・・。
いずれにしても、お二人とも、日本では、前期高齢者仲間の年齢・年代の方たちです。

今はもう随分、精気を失ってしまいましたが、当時は若かったオバマ氏を大統領に選
んだ米国は、どこへ行ってしまったのでしょう。

輝きを失った米国の要因は民主党の政治にあるのかどうか、そんな単純な評価で済む
はずはないのですが、古き良き時代を懐かしむ、まさに白人保守層の逆襲ともいうべき
この選挙結果。
分断が、取り返しのできない複雑な断層を一層作り出してしまうリスクを孕むことに
なった米国社会。

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民主党は、即刻、次の2020年の大統領選挙に向けて、真に大統領にふさわしい候
補者選び、もしくは候補者育成に着手する必要があります。
ただそれは、候補者選びという目的に限定されるものではなく、トランプ政治におい
て国民の不幸と国益の不利益を大きくもたらす政策や事件が具体化した時に、国家の道
筋を望ましい方向に戻し、改め、また新しい米国を創造する機能をもつ民主党再構築の
作業と並行してなされるべきものです。

米国社会における政党の組織化と管理方式が、州レベル、連邦国家レベルでどのよう
になっているか、詳らかではありませんが、そうした問題意識を持ち、国家・国民の将
来と、グローバル社会における米国のプレゼンスの在り方とを統合して戦略と政策を打
ち出し、導くことができる大統領にふさわしい若手候補者を・・・。

すでに白人による人種差別行動が起き始めていることが報じられている米国。
人間が抱える根源的な排他・差別のメンタリティが、政治と社会に現実的に、日常的
に行動化されるとき、その抑止と望ましい社会作りへの修復は、政治の力でしかできな
いはずです。

そうした不安が杞憂に終わり、為政者としての在り方に、米国の経済を支え、Great な
米国を再構築するためには、全国民、全人種の力の総和が必要であるという強い認識と
責任感が芽生え、その行動モデルが、グローバル社会との関係においても望ましいこと
も理解する・・・。
トランプがこれから切るカードのすべてに、米国民と米国社会の幸福と平和と正義の
意味が込められ、その思いが、グローバル社会にも向けられている・・・。
そう思うものです・・・。

もちろん、そこでは、共和党の党としての在り方も問われることは言うまでもなく、
望ましい米国の在り方を真摯に議論し、適切に導く責任があることも、上下両院で過半
を占める党として問われることは言うまでもありません。
民主主義の実験は、永久に続くべきはずですから・・・。

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