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女性活用

日本では、女性政党創りで女性首相誕生へ:ガラスの天井破りでなく、ガラスの扉を開けて

ヒラリー候補の敗北後の挨拶で、流行語になったのか、そこまでにはならなかった
のか分かりませんが、破れなかった「ガラスの天井」。

天井としたのは、やはり大統領が最上の位置・地位ということからですが、どうな
のかな、という気もします。

その例から、日経が、2016/11/13付紙面で、日本での女性首相誕生の可能性を、代
表的現役女性政治家を引き合いに出して、論じました。
以下紹介します。

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 永田町インサイド:ガラスの天井 私が破る
 ヒラリー氏の雪辱、日本初の女性首相は
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米大統領選はドナルド・トランプ氏が勝利し、ヒラリー・クリントン氏は涙をのんだ。
女性の昇進を阻む「ガラスの天井」は予想以上に分厚かった。
日本の「ガラスの天井」はいつ破れるのだろうか。
初の女性首相候補に名前が挙がる政治家の動きを追った。

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 稲田氏、防衛を強みに

 「目の前の業務で手いっぱいやわ」。
8月の内閣改造で就任した稲田朋美防衛相は慣れない防衛政策をまかされ、市谷の防衛省に
こもる日々だ。
永田町で吹き荒れた来年1月の衆院解散説にも「市谷にいると(解散)風は感じない」と、
意に介する余裕すらなさそうだ。

 防衛相への就任は想定外のポストだった。
 保守系女性議員のイメージをまとう稲田氏にとって、防衛に関する知識を深め、政策の幅を
広げる好機になる。
 10月28日に自らが会長を務める「伝統と創造の会」の勉強会を開催。
 防衛省幹部も出席し、南スーダン国連平和維持活動(PKO)について約1時間勉強した。
 若手議員に「防衛相に就任し、日本を取り巻く安全保障環境は厳しいものがあると感じた」
と説いた。

 公務の合間を縫って基盤固めに精を出す。
8月には九州の企業や市民らを対象に自らの後援会を立ち上げた。全国に「稲田ファン」を
広げている。

 党政調会長に続き、当選4回ながらの重要閣僚への抜てきに党内の嫉妬の風は強い。
国会では民進党の辻元清美氏に終戦記念日の式典欠席を追及され、涙ぐんで言葉に詰まる場
面もあった。「自衛隊を率いる防衛相としてあり得ない」との批判にもさらされた。

 稲田氏を登用した安倍晋三首相が、小泉純一郎内閣で幹事長に抜てきされたのが当選11年目。
官房長官を任されたのは当選13年目だった。今年で12年目となる稲田氏も今が正念場だ。

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小池氏、政治塾が盛況

 「東京の顔」に選ばれた小池百合子知事。
 都知事選では自民党としこりを抱えたが、圧倒的な世論の支持を得る小池氏には「小池嫌い」
とささやかれた安倍首相も配慮せざるを得ない。
 10月の衆院東京10区補欠選挙の応援で小池氏と並んだ首相はイメージカラーの百合子グリー
ンを持ち出して「私も青汁を2杯飲んで体の中から緑色だ」と沸かせてみせた。

 10月30日、都内で開いた自身の政治塾「希望の塾」には2902人が入塾し盛況だ。
選挙に立候補できる人材を自分で育てる効果は大きい。
 「小池新党」をつくるかもしれないと与野党に見せることは、自民党を動かすテコにもなり
得る。

 日本新党で初当選し、所属政党を変えたことへの批判は自民党にある。
 愛犬のヨークシャテリア「ソー」は総理大臣の「総」から名付けた。
2 020年の東京五輪を成功させた後、国政復帰するのではないかとみる観測もある。
安倍首相が党総裁に再任し21年9月まで務めた場合、小池氏はちょうど現在のヒラリー氏
と同じ69歳を迎える。

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蓮舫氏、「強い女」演出

 「ガラスの天井は想像以上に高かったんだな」。
 9日、トランプ氏勝利の知らせに民進党の蓮舫代表は落胆を隠さなかった。

 「女性が活躍するためには何が必要なんでしょう」。
 都内のホテルで11月4日、ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相に問い
かけた。
「男性に協力してもらうことですよ」と答えたスー・チー氏を見たミャンマー側の同席
男性陣が苦笑いを浮かべると、蓮舫氏は「ミャンマーでも簡単ではないということが分か
りました」と応じ、笑い合った。

 代表選のさなかに「二重国籍」問題が浮上。党内にすら「危機管理能力が欠けている」
との声がある。
「女性は笑顔でニコニコしていれば良いと言われるが、私はそれにあらがいたい」
「男性も育児をすべきだ。私は旦那に有無を言わさず手伝ってもらった」――。
物おじしない「働く強い女」像を演出するが、逆境をはね返す武器となるだろうか。

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野田氏、政策集を準備

 「総裁任期延長とはいえ、私は出るわよ」。
 1日夜、都内のレストラン。自民党の野田聖子元総務会長は岸田文雄外相らが苦笑いを
浮かべる中、首相に言った。

 安倍首相は18年9月に党総裁の任期切れを迎える。
 野田氏は総裁選に向け自らの「政策チーム」を水面下で発足させ、1年後をめどに政策
集をまとめる。
 女性政策や障害者政策に精通すると自負するが、安全保障政策などは専門外だ。
弱みを補おうと各省庁職員や専門家らと意見交換をする日々を過ごす。

 前回総裁選は出馬に必要な推薦人20人が集まらず、断念。
「今までのスペシャリストに甘んじず、国家の全体像を考えて本気で首相をめざす」と
意気込む。

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この記事では、以下のイラストと共に人物像が描かれていました。

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小池氏が都知事になった時に真っ先に考えたのが、小池氏が代表となって、女性中心の
政党を作り、民進党の蓮舫代表もこれに参画して、一つの政治勢力を形成していけば、
日本の社会も、政治も、行政も変わる、変えることができるだろう、ということです。

この記事を読んで、そういえば、首相を目指す自民党の代表的女性議員に野田さんがいた!
となると、上のイラストにあるように、

小池さん(64歳)、野田さん(56歳)、蓮舫さん(48歳)と、党首を時代と共に引き
継いで行くのにちょうどいい年齢関係。

性格や特徴なども考えると、一緒に行動していく上でも、どんどん持ち味が出てきて、
持続的な政策形成などにも都合がよい。
国民サイドからも、ガラスを通して、その活動を常に見ること、確認することができ、
信頼感、安心感を持つことができる。
政治家サイドからも、政策決定に、女性学者や女性経営者、社会福祉事業現場の責任
者などの参画を得て、ガラスの扉を通して、そのプロセスを見える化していく。

ガラスの天井が頭に上にあって割れれば、みなケガをします。
ガラスの扉は、自分の意見や希望を自由に述べるための入り口。

小池さんが始めた、政治塾「希望の塾」が、その政党基盤になっていく。

小池さん、野田さん、蓮舫さん。
一度、真剣に考えてみてはどうですか。
政策のすり合わせ、統一は、自公・維新とか、民進・共産・他野党とかのグループよ
りも現実的に可能と思いますよ。

なお、稲田さんには、危うさ、不自然さを感じ、やはり本質的に違うグループの女性
ということで、ご遠慮願うのが宜しいかと。

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この記事とセットで、日本に女性首相を考えるのは当分ムリ、とする要因として、女
性国会議員の少なさを挙げた、以下の記事も掲載されていました。

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女性議員割合157位 クオータ制導入がカギ

 女性首相が誕生しない背景には、日本の女性国会議員の少なさもある。

 女性議員は衆院44人と参院50人の合わせて94人。
 7月の参院選では戦後最多となる女性候補28人が当選した。
 衆院は全体の9.3%にとどまる。
 各国議会でつくる列国議会同盟(IPU)が9月に公表したランキングで日本は
193カ国中157位だった。

 日本が世界に遅れているのは、議員や候補者の一定数を女性に割り振る
「クオータ制」を導入していないためだ。
 100カ国以上が導入し、議席数を割り振るか候補者数を割り振るかなど方法はさ
まざまだ。
 与野党はクオータ制を導入するための法案の提出に向けて話し合っている。

 政府は衆参両院選挙の候補者に占める女性の割合を30%にするという目標を掲げる。
 ただ先の参院選で自民党候補者のうち女性は73人中12人にすぎなかった。
 公明党は24人中3人、野党第1党である民進党は55人中11人だった。

 三浦まり上智大教授(政治学)によると、ほかの国で女性候補擁立の動きを作って
きたのは野党だという。
 1990年代に労働組合を支持基盤とする中道左派政権が敗北し、新たな票田として
女性に照準を合わせた。
 日本では社会党の土井たか子委員長が「マドンナ旋風」を起こしたものの、その後
の野党が積極的に女性候補者を擁立する動きにはつながらなかった。

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女性議員が少ないという問題は、女性政党を形成することで、改善が図られるでしょう。
小池さんの政治塾も、その基盤として、機能し始める・・・。

クオータ制を導入するのが望ましいことは分かっていますが、それが実現するのを待つ
よりも、政党化とその活動で、地方議員を含め、選挙で自ら女性議員を増やすことの方が
近道です。

男どもから、女性活躍などと言われることなど、もともと快く思っていないはずの女性。
そろそろ、女性自身がガラスの扉を開ける時代が、日本に来たと考えてはいかがでしょ
うか・・・。

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