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地方・観光

日本遺産(3) 高岡市(富山県):「加賀前田家ゆかりの町民文化が花咲くまち高岡-人、技、心-」

 

文化庁が、地域の有形、無形の文化財をストーリー化してパッケージで認定。
観光振興などで地域の活性化に活かす新しい事業として設定した「日本遺産」

4月24日に初認定された24府県の18件を、1件ずつ紹介しています。

その第3回は
江戸時代、加賀百万石を誇った前田藩の所領であった越中・高岡
現在の高岡市(富山県)の
「加賀前田家ゆかりの町民文化が花咲くまち高岡-人、技、心-」 です。
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「加賀前田家ゆかりの町民文化が花咲くまち高岡-人、技、心-」のストーリーとは

高岡は商工業で発展し,町民によって文化が興り受け継がれてきた都市。
高岡城が廃城となり、繁栄が危ぶまれたところで
加賀藩は商工本位の町への転換政策を実施し、浮足立つ町民に活を入れた。

鋳物や漆工などの独自生産力を高める一方、
穀倉地帯を控え,米などの物資を運ぶ良港を持ち、
米や綿、肥料などの取引拠点として
高岡は「加賀藩の台所」と呼ばれる程の隆盛を極める。

町民は、固有の祭礼など、地域にその富を還元し、
町民自身が担う文化を形成した。

純然たる町民の町として発展し続け、
現在でも町割り、街道筋、町並み、生業や伝統行事などに、
高岡町民の歩みが色濃く残されている。

山門
※国宝瑞龍寺
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高岡市の日本遺産は、

国宝瑞龍寺、
高岡城跡(高岡古城公園)、
高岡御車山(みくるまやま)祭、
御印祭(ごいんさい)
など30の有形、無形の文化財で構成します。

加賀藩は、江戸時代に加賀・能登・越中の3国の大半を領地とし、
加賀百万石と呼ばれた豊かな所領を擁した藩。
高岡は越中の西部に位置し、豊かな町民文化を築いた町であった。

古城公園
※高岡古城公園(富山県黒部市出身の私は、小学校の頃
遠足で行きました。)

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高岡市の現在の人口は約16万6千人余。

今回の審査で日本遺産に認定されると期待していなかったのでしょうか。
市のHPには、この日本遺産に認定されたことの記述や
構成文化財のすべてをリスト化した資料を、さっと見つけることができず
肝心の-人、技、心-のストーリーを、ネットで確認できなかったのが
残念ではありました。

認定で受け取ることができる補助金を利用して
これから体制作りとPRに力を入れるんでしょうね。

高岡銅器・高岡漆器と呼ばれる伝統工芸が継承されている土地です。

日本遺産としてのパッケージを分かりやすくまとめた情報・資料が
早く公開されることを願っています。

そして
それに是非加えていただきたいのが、この後の話です。
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北陸新幹線

北陸新幹線開通が日本遺産認定を後押し!

伝統文化と現代文化が乗り入れる町、高岡市

現在文化の1分野のアニメの人気作品ドラえもんを生み出した
漫画家、藤子・F・不二雄が生まれた街であることから
今年12月に
「藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー(仮称)」を高岡市美術館
に開設も予定されています。

同市内には、ドラえもんキャラクターのオブジェがあり、
同市と射水市を結ぶ路面電車・万葉線では「ドラえもん電車(ドラえもんトラム)」も運行中で、
国内外から作品のファンが訪れています。

ドラ電1

日本遺産とアニメ
北陸新幹線とドラえもんトラム

こうした伝統と現代の文化が交差する地方は
年齢・世代を広くカバーできる強みがあると考えます。

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日本遺産ロゴ

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